山道は舗装もしていなくて歩きにくい。しかも前を見るとひたすらに続く険しくて永い道が分かれている。
どっちへ進むか考えながら、ふと脇道へと目をやると、そこには小川が流れその心癒されるせせらぎがあり、覚えたてのメロディーを得意げに口ずさむウグイスの歌声が聞こえ、空気には栄養素がたっぷり入っていると感じさせる気持ちいい酸素があった。
でも、前を見ると険しそうな気が遠くなるような道のりが広がっている。
こういう時は少し前と、身の周りに意識をやるといいと感じた。
これって人生の歩き方に似ているな、と思う。
前を見すぎると不安で動けなくなったりするが、ふと周りを見ると手を貸してくれる友達や恋人、そして自分よりも苦しい想いをしている境遇の人達が居る。
引き返す事無く歩き続けると、最後にはその道のりに相応しい何かが待っている。この日のご褒美は絶景のダムの景色だった。
前ばかりでなく、時にはぐるっと自分の周りに目を向ける事も必要なようだ。
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