戦後の日本は、辺り一面焼け野原でした。
この頃は、食べる者も無いので嫌でも『我慢する事』を覚えていきました。
衛生面も今みたいに、『無菌』だの『抗菌』だの言っている場合ではありません。
それで、耐性力が付き、アレルギーやアトピーなどもありませんでした。
肥だめに溜まった汚物も、自分たちで肥料として畑に撒いていました。
汚物は自分たちが出したものなので、それが当たり前の事として見ていました。
子供たちを甘やかせる、という概念そのものもありませんでしたので、我慢強くて丈夫な子供たちでした。
そして、その後日本は数十年で先進国の仲間入りを果たしてしまいました。
裕福な国となった日本。かつて苦労をして来た子供達が大人になり自分の子供を生みました。
自分たちが苦労したので、自分の子供には苦労をさせませんでした。
ここで、苦労を知らない子供達はどうなるでしょう?
簡単すぎる程簡単な答えです。
苦労をしないという事は、我慢や忍耐を知らぬまま大人になってしまいます。
我慢や忍耐を知らない人は、やがてどうなるでしょう?
これもまた簡単です。
我慢を知らないので、思い通りにならないと『キレてしまう』人間になってしまいます。
だって、子供の時に親からは叱られず、何でも思い通りになったのです。
キレて、親を殴り殺してしまいます。金属バット殺人事件のように。大げさのようですが、そうではありません。
子供のうちに我慢を教えなければ、絶対に危険なのです。
簡単に言えば、弱い人間にしかなれません。
弱い人間が、やがて結婚し子供を産みます。
叱られないまま生きて来たので、自分の子供を叱るという概念が欠落しています。
もはや、子供を私物化し、可愛い可愛いと言ってバカみたいにお姫様や王子様のように扱ってしまいます。
「早く子供が欲しい!」
と、いう女の子たちが大勢居ます。
何で?と聞くと、恐ろしい言葉が返って来ます。
「子供が好きだから」
とか、
「可愛いから」
バカか、です。
もはや、子供はペット化してしまうでしょう。
この今の時代に子供を産んで、しかもその子供には苦労をさせたくない、と言って過保護で自分の子供だけ可愛い状態になる。
ここで、モンスターペアレントが誕生してしまう。
バカな親達は、自分たちが今、何をしているのかまったく見えていない。今しか見えていない。
その子供達は、甘やかされて当たり前で育つので、苦労はしたくありません。苦労を知らない、と言ってもいいでしょう。
しかも、便利な世の中になってしまったので、隣近所とも付き合いがまったくと言ってありません。
これが何を意味しているのか分かりますか?
子供達の事や、自分の事での悩みを抱えた親達で溢れます。
誰にも話せないんですから。
昔は、隣近所で何かあると、すぐに相談できました。
でも、今は誰が隣に住んでいるのかすら知らない人たちがいっぱい居ます。
そんな人に相談ができるはずもありません。
ならば、職場は?
無理でしょう。
人の目を気にしてしまう人たちは、職場でも本当の偽りの無い自分を出す事ができません。
嫌われたくない欲が強すぎるのです。
なぜですか?
叱られずに育って、自分が弱過ぎるからです。
弱いから、傷付きたくない。
傷付いたら、自分が落ち込んでプライドがズタズタになります。
弱いから、それが受け入れられずに自分を守ろう、守ろうとします。
バカですね。自分が、甘えてきたしっぺ返しがここでも襲って来ます。
でも、まさか、これが自分が親に甘やかされてきたからだと気付く人は、ほんの数%の人たちでしょう。
こういう人は、苦労はするけど立ち直って、強くなる可能性がまだ残っています。
ほとんどのバカたちは、気付く事もできません。
まさか、そんな育てられからが、こんな事にも影響を与えているとは思いもしません。
これは、性格だと言い張るでしょう。
でも、その性格はどうやって形成されたのか?ま、長くなるので今日は書きません。
隔離された、人間関係の中で悩み、迷い、傷ついている弱い弱い人たち。
きっと、これを読んでいる人の中にも居るでしょう。
必ず居ます。認めるか認めないかは知りませんが。
で、そんな人たちの子供が、大人になって子供を産みます、、、。
もう、怖いです。書くのすら怖いです。
その子供達が、大人になって社会に出た時には、日本はすでにヤバい時代に突入しているはず。
そうですね、今から20年後?いや15年?10年後でいいや。
日本には、外資系の会社が弱い日本に押し寄せて来て、もしかしたら外国の支配下になっているかもしれません。ま、これは極論として。
でも、今よりさらに苛酷な時代になっているでしょう。
だって、バカな親達が生んだ子供達が大人になっているんだもん。
弱い人たちが、何が出来るんでしょう?
この子達はハングリー精神も無ければ、忍耐力もまったく無い。
さぁ、どうする?
モンスターペアレントのバカ親達は、もうおじいちゃんおばあちゃんになっていて、自分たちの介護問題で頭がいっぱい。
バカな親が育てた、バカな子供達を誰が守るのでしょう?
多分、バカ達の矢は国へと向かうでしょう。
政治家たちもまたバカな過保護な親達の子供達がしているので、弱いひ弱な政治家たちに一体何ができるでしょう?
責任のなすり合いをして、自分たち以外の党の揚げ足をとって、今と変わらぬ批判大会でもしているんでしょうかね?
ま、それができるだけまだいいか。
そんな事言ってられない時代になっているでしょう。
一致団結して、かつての戦後の日本のように、同じ方向を見て進む時、この国は新しくすべてが生まれ変わるでしょう。
誰かがやってくれる、と思っているうちは無理です。
自分が、自分たちがやるのです。
依存心を断ち切った者でなければ、誰かのせいにして滅びていくでしょう。
間違いなく、今の数倍自殺者の数も増えるでしょう。
それでもまだ子供を甘やかせますか?
苛酷な環境で育てたバクテリアは、住みやすい環境で育ったバクテリアに比べて、大きくて強くて丈夫になると言います。
生易しい環境で育ったバクテリアもまた、すぐに死んでしまうという事が分かっています。
弱いのです。
バクテリアはバクテリア、というバカな意見はやめて下さい。
バクテリアでもそうなのだから、人間もまったく同じ結果になるのです。
人間の細胞レベルの話なのですから。
その細胞達の集合体なだけですよ人間は。
さぁ、今だけではなく、10年後、20年後に、どんな子供に育って欲しいか?と考えて教育して下さい。
こんな僕も、甘やかされて育ったので、女子たちから
「もうイッちゃたの?」
とだけ、言われないように、イキそうになると“二桁×二桁”のかけ算を解きながら腰をゆっくり目にして降り続けています、、、。
だって、プライドに傷が付くの嫌なんだもん。
モンスターペ○スの男より、、、。
お前が一番バカだろ!と少しでも思われた方には、抽選で素敵なプレゼントを、今度ご用意しておきますので、クリックをかっこ良く決めて下さい↓
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