こんな事をふと思い出した。
それは5才の頃だったかなぁ、
名古屋市の千種区にある天満幼稚園に通っている頃の事だった。
毎朝、お遊戯やらなんやらで、先生の歌に合わせて園児達が踊る、、、。
俺は毎日毎日一人だけ冷めていた、、、。
『なんで、こんなバカみたいな子供っぽい事をやらないといけないんだ!』
と、毎日疑問を抱きながら、周りの子供がはしゃいで楽しそうにしている事が信じられない気分で見ながら、いちよう演技で同じようにしていた。楽しそうな顔は出来なかったが、、、。
そんなある日の事だった。
俺は家で母親が台所に居る時を見計らって父親に言った。
「ねぇ、、、パパ、、、二人だけの、、、男だけの、、、話、あるんだ。」
「なんだ?」
と父。
「ここじゃ、ダメ、、、。」
「どうして?どうしたんだ?」
と父。
「外、行こ、、、外。」
父は、すぐに母に何かを告げて、戻って来た。
「じゃ、行こうか。」
玄関を出ると、近くにある河原方面に父と歩いた。
「話って、なんだ?」
「、、、まだ、、、ダメ。ここじゃ、ダメ。」
5分程歩くと、矢田川沿いの河原に出ると僕は言った、、、。
「今日、、、幼稚園で泣いた。、、、ねぇ、パパも幼稚園で泣いた事ある?」
「、、、あるよ〜。ある。お父さんも泣いた事あるぞ〜。」
僕は言った。
何で、こんな馬鹿げた事を一緒にやらなければいけないのか、分からなくて泣けてきた事。何か一人だけ冷めていて一人ぼっちの気がして泣いた事、、、。
「よし、お母さんには内緒だな!」
と父。
そして二人で手を繋いで河原の散歩をしながら帰ったっけ、、、。
俺は、幼稚園に行っていた頃に『日本中で、こんな考えの幼稚園児は俺だけだろうな。』
と、思った事を鮮明に覚えている。
幼稚園の先生に毎年もらう通知表みたいな手帳に書いてある。
『とても5才とは思えない、難しい大人のようなヒロシ君のお話を聞くのが毎日楽しみでした。』
と。
そうなんだ、俺はこんな所でチンタラしている場合ではないんだ!!もっと大きな事をやるために生まれて来たはずなんだ!俺にはもう分かっている!
俺は、前世で何をやり残し、何をやり遂げるために生まれて来たのか。
早く、、、早く、、、早く、おっぱいパブに勇気を出して行くべきだろうか、、、。
心配で心配で仕方ない。
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