本を物色しに本屋に行ってみて、ハッと思った。
今までの人生で、活字を渇望している時にはその背景に必ず迷いがある、という事を思い出したのだ。
俺には今、迷いがあるのだ、、、。
多くの人は、人生で何度も迷う時があるはずだが、どうやってそこから自分の行くべき新路を見出すのだろう、、、。
数年前にも同じように本屋で今の自分に相応しい事の書かれた本を探していた。本を少しずつ立ち読みしては、ちょっとずつ横へと移動する。
俺の求める活字以外の字の書かれた本は、ただのインクの染みにしか見えず、サッサと元の場所へと戻しては、次の本を手にしていた。
そんな時俺は気付いた、、、。
誰かが俺を見ている、という事に、、、。
視界から少し外れた辺りから、こちらをジッと見つめていた。俺はその気配に気付くと、本を読みながら、そちらが少しずつ気になり始めた、、、。
視界から外れた所からの視線なので、ハッキリとは見えないが確かに俺を見ている事は分かった。
『まただよ、、、。また俺を見てる、、、。これだもんな。オーラの消し方って本無いかな、、、参っちゃうな、、、。』
その視線の人物は、とても明るめの茶髪で赤い服を着ている事だけは何とか分かった。
視界から外れてはいたが、その目立つ風貌ではそっと俺を見つめる事は無理があるようだ、、、。
『茶髪、嫌いじゃないよ、、、好きか嫌いかって言ったら好きだよ俺。』
ニヤニヤが顔に出ないように俺は気をつけた。
『でも、あからさまに見るその動じない所がちょっとだけ俺は苦手かな、、、。もうちょっと控えめな感じで見てよ。チラチラって感じでさぁ。』
俺は、その視線になかなか目を向ける事が出来ずにいた。それは、視線を少し俺からズラした時を見計らって、チラッと見てみようと思っていたからだ。
でも、なかなか目を反らさない。凄い積極的な子。正直、段々と緊張して来てしまった。
しかも、どうやらスタイルも抜群のようだ!足もかなり細くておっぱいも大きそう!!視線を向けずに見るコツがこの短時間で徐々に上達していた。
『、、、でも俺はどうやって次のアクションを起こせばいいんだ、、、。ずっと見られるってこんなに抵抗があるとは、、、嬉しいって範囲を超えちゃってるよ。』
俺はもう本どころではなくなっていた。
『俺に気があるのはもう分かったからさぁ、、、もうちょっと俺にも君を見るチャンスをくれないかな、、、。』
でも、俺はその後に繰り広げられるであろう、あんな事やこんな事までよからぬ想像が頭に駆け巡っていた、、、。
『や、やばい、、、体に変調をきたしてしまう!』
なかなかそちらに目をやる事ができず、5分経ち、10分程が経過した、、、。
『もう限界。目が合った瞬間に、バッチリ目を合わせてくるタイプだ、、、。そういう子苦手なんだよな、ちょっと俺控えめな子がタイプなのに、、、でも、もう限界!』
俺は体に変化が現れるギリギリの所で、さり気なさを装って初めてその子に目を向けた、、、。
その人物、それは
キャメロンディアス。
メアリーに首ったけ、という映画のポスターだった、、、、、。(実話)
、、、、、、、、、、俺は多いに落胆した。
あぁ、そうそう、俺の迷いとはおっぱいパブへ行く勇気を出すにはどうするか、という事である。
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