2011年3月12日土曜日

俺を振って、別の男に行った女

昔、一人の女を好きになった。








俺が何とか守り、一緒になりたいとずっとずっと思っていた。








そんな想いは日に日に強くなり、俺は自分の感情を抑えきれなくなっていった、、、。








『俺なら、あいつを幸せにしてやれるのに、、、どこに行くにも一緒、何をするにも一緒で、きっと楽しいぞ。』








俺はあいつの髪が好きだった。








長くてサラサラでツヤのある髪だった。








あいつの笑顔も大好きだった。








あいつが俺を見て微笑む時、俺はいつも心でこう言っていた、、、








『好きだよ。』








あいつはずっと俺の想いに気付かなかった。








『振り向いてくれよ、、、』









俺は切ない胸の想いを歌にした。









『♬あいつの笑った顔が好きさイェイ!あいつの髪が大好きさイェイ!いつか俺の女になるんだぜぇ〜えっほっほぉ〜やっとっとぉ〜ほらどっこいさ〜、、、』








すらりと延びた長い手足も大好きで、その手足を俺の身体に巻き付けて欲しいと願った。








嫌がるあいつを無理矢理倒して、あいつの胸に顔をうずめるんだ、、、









本当は嫌がってなんかいないって知ってるんだ、、、








あいつの唇を奪ってもあいつはきっとニッコリ笑うはず、、、








でもそれができない、男のプライドが邪魔をした。








男の中の男で売って来た俺が、そんな事はできる訳がなかった。










あいつを想うと、何も手に付かなくなった、、、うがいも手洗いさえも、、、









重症だった。









でも、俺はあいつを俺のものにしようと、あいつに思い切って言ったんだ、、、


































「先生好き。」




「ありがとう〜!先生もヒロシ君の事大好きだよ〜!」







幼稚園の先生だった、、、。








、、、俺、5才。そろそろ寒くなる頃の話♡









おませさん、とよく言われていたころの話である。







先生はその年、俺以外の別の男と結婚した、、、。









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