しかも女の子。
ある特殊な治療をする時、患者さんに1時間程時間をかけて説明をするのだそうだ。
で、その子から説明を潤滑にする方法はないか?という相談を受けた。
確かに、その子の話す内容は毎回クエスチョンマークがたくさん点灯する程分かりづらい、、、
と、患者さんに伝わっているのか心配になる。と、言うか伝わっていないだろう、、、。
で、俺はボイスレコーダーに患者さんに承諾を得て、会話を録音してくるように言った。
すると、、、
次の週の集まりで、なんと、その子の話が格段に上手くなっているではないか!
ボイスレコーダーに録音して、それを客観的に聞く事で、こんなにも効果があるとは、、、
と、思ってすぐに聞いてみた。
「ねぇ、チーちゃん。今日、話すの凄く上手だけど録音を聞いて、他に何したの?」
と、聞くと思わぬ答えが返ってきた、、、
「それが、録音を聞いたんじゃなくって、ある事をしたら順序たてて話す事ができるようになったんですよ〜!」
で、その内容というのが、なるほど納得の法則だったのだ。
毎朝、医療関係の職場で朝の朝礼があるそうなのだ。
その朝礼には10人程の先生たちが居るらしい。
ある日、新しいルールが決まったそうだ。
毎日カードを引き、スピーチと書かれたカードと、コメント、と書かれたカードを引いた人が、それぞれ毎朝スピーチと、そのスピーチに対してのコメントをする、というものだそうだ。
で、スピーチをしたので、上手に話す事ができるようになったと思いきや、、、
そうではなく、コメントを引き続けたそうなのである。
で、その結果、コメントをしなくてはいけないので、スピーチをしっかりと聞くようになった、、、
という。
要するに、話すには、まず聞く事が重要だ、という証明になる。
正しいアウトプットには、正しいインプットが必要不可欠のようである。
そして、面白い事に、次の週には再び話が支離滅裂で、何を言っているのか分からなくなっていたので、すかさず聞いた。
「チーちゃん、コメントしなかったの?」
すると、、、
「コメントのカードに汚れがあるのを発見したから、引く前に、その汚れたカードを引かないようにした」
と言うではないか、、、
コメントのカードを引くのが嫌だったらしい。
でも、すぐに宿題を出した。
「ダメ。次からはコメントのカードを率先して引いて。いい?みんなのために。」
で、今からまたチーちゃんがうちに来るのだが、、、
前回から、約1ヶ月半程あいたので、どうなっているのかとても楽しみである。
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