小学2年生の頃。
名古屋市守山区の天子田小学校に通っていた頃の話である、、、
夏休みに入ると、近所の友達たちがうちに集まっては野球やら、昆虫採集やらで毎日をすごしていた。
ある日、こんな生活にも飽きて来た。
俺は、ある提案をみんなにした、、、
それは、『いたずら電話』だった。
まだ、誰もいたずら電話をした事がなかったので、最初は適当に回した当てずっぽうの電話番号に電話をかけては無言で切っていた。
最初は、それだけでスリルがあってドキドキしてワイワイして楽しんでいた。
すると、友達のおさむがこう言った。
「何かしゃべろうよ!!」
そして、当てずっぽうにかけた電話に誰かが出ると、おさむが一言、
「ばーか!」
ガチャン!
すぐさま電話を切った。
これにもみんなは大騒ぎで、キャッキャ言って喜んだ。
しかし、これもまたすぐに飽きて来た。
その頃には、もう慣れてきていたのでハラハラドキドキももうしない。
罪悪感も感じなくなり、堂々としてきた。
そこで、俺はみんなを笑わそうと思い、誰だか知らない相手が出ると今までとは違った、新しいやり方を披露してみせた、、、
「もしもし?、、、俺、分かる?俺俺」
お分かりだろうか?俺俺詐欺よりも早く、この“俺、俺”を使い始めたのだ、、、。
そして、現在折れ俺詐欺が空前の大ヒットを飛ばしている現代。
なぜ、俺俺詐欺に引っかかるのか不思議に思っている人が多い中、俺は真実を知っているのだ、、、
その真実を知ったのは、小学2年の、この夏休みだった。
電話口に相手が出た時に、
「俺俺」と言うと、どうなるのか知ってしまったのだった。
ほぼ、100%の確率で、誰かの名前を言うのである。
息子なのか、孫なのかは分からないが、名前を言うのである、、、
「幸宏か?どうしたんだ?」
と、いう具合に、誰かの名前をとりあえず頭の中で、
『この声は誰だっけ?』
と、自分の知っている誰かと照らし合わせて、思い込んでその名前を言ってみるのだろう。
そして、こっちが
「うん、そうだよ。」
と答えると、何も疑う事もなく話を聞くのだった。
よく聞くと、声が違う事に気付いても、
「風邪引いたのか?」
と、訪ねてくるだけで追求などされないのだ。
そして、時効になった今だから言うが、この日に何人かの人たちと、
“待ち合わせ”
の約束をしたのだ。
もちろん行く気もなければ、行ってもいない、、、。
ただただイタズラ目的の暇つぶし、のみ。
申し訳なく思っている。
が、これには思いもよらない結末が待っていたのだった、、、
この調子で、何十回とひたすらイタズラ電話をかけていた。
すると、凄く恐ろしい事が起こったのだった、、、
続く、、、
次回に持ち越します。
恐ろしい結末が待っています。もちろん、俺の体験した実話です。
明日まで、クリックして待ってってね↓
0 件のコメント:
コメントを投稿