2009年5月31日日曜日

ストーカーの犯人はまさか!、、、あの子だった、、、


この本、お客様からのおすすめで読み始めた中国の歴史物語り。



人にもそれぞれの歴史がある。




俺の歴史の中で、数人にストーカーされた事がある。



今日はその中で最も若い女性で、俺が最も恐怖したストーカーの話をしようと思う。



当時、俺16才、暴走族。



格好は当時のヤンキー定番のミキハウスのトレーナーにトラサルディのジーンズ、髪型はスーパーリーゼント、そり込み8センチ、眉毛ほぼ無し、、、。




こんな俺がストーカー事件に巻き込まれたのだ。





その頃の溜まり場は、俺のうちから徒歩3分の所にある、出来たばかりのパチンコ屋の駐車場。



毎日そこに集まってバイクに乗ったり戯れていた、そんな頃だった、ストーカーが始まったのは、、、。



夜中、俺が家に帰ると電話が鳴った。こんな時間家族は寝ている。俺は友達か先輩だと思い電話に出た。



「はい、もしもし」



「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」




「もしもし?、、、、、誰?」





「、、、、、、、、ガチャ。ツーツーツーツー、、、」



電話は切れた。



俺は、誰からだろう?と思ったが、気にしなかった。



だが、その日から毎日のように、無言電話が始まった。




俺は、何度か怒ったりなだめたりしながら、誰なのかを探ろうとしたのだが、まったく声を出さない。




それでも、必ず俺が家に帰ってから電話が鳴る。俺が家に居ない日や外に居る時間帯は一切電話は無いと家族は言った。




そんな事が2週間ほど経った頃だった、ついに電話の向こう側で、ある声を聞く事ができた。





俺が帰るといつも通り電話が鳴った。





俺は慣れた手つきで受話器をとった。お陰で俺は、夜中に鳴る電話の受話器をとるのが誰よりも上手になっていた。




「もしもし、、、、お前誰だ!?、、、いい加減にしろよ!、、、、」




と、その時だ、いつもならここで電話を切るのに、その日は受話器の向こうから、かすかな声がするではないか!、、、




俺は耳を澄ませた。



すると、、、するとである、信じられない予想外の声が聞こえて来たのだ。





「、、、、、、、、、、、アン、、、、、アン、アンアン、、、、、、ア〜ン、、、アッアッアッア〜ン、、、」




俺は耳を受話器にめり込ませた。いっそ耳の中に受話器を入れたかった、、、。



俺は高鳴る鼓動を抑えきれず、こう思った、、、



『、、、これってまさか、、、おいおいマジ?テレフォン何とかってやつ?、、、やるの?、、、俺、経験無いけどいいの?、、、』



この頃はまだ、アドケなさが残る言葉攻めプレーを知らない純な16才の俺。





とりあえず、服を脱ごうか?それが、礼儀ってヤツなんじゃないか、、、。





何をしていいかまったく分からず、ただただ耳を受話器にめり込ませ、体に変調をきたしつつ聞き入る事しか出来なかった、、、。




『せ、せめて、せめて、もう少し大きな声を出してくれないかな?、、、そう頼んじゃおうかな?、、、いや、ダメだ。そんな事はできない、変態って思われる、、、ん?、変態は向こうか、こんなアンアン言ってるんだもんな、、、、よし、思い切って頼んでみよう!!』





「も、もしもし?、、、あのさ、、、」




お願いモードに入ったその時だ、、、




「ガチャ、ツーツーツーツー、、、」




彼女は電話を切った、、、。




「もしも〜〜〜〜〜し!?、、、、、、、、」




『ガ〜ン!!』



俺はショックで立ち直れるか心配になった。




『これが青春ってやつなのか?』




次の日、俺はその事をみんなに話した。




すると、ある友達が耳を疑う事を言った。



「それって、あの子じゃない?ちょっと前に一緒に写真撮った子居たじゃん。」



俺はまさか、と思った。確かに心当たりがあった、、、でも、でもである、、、あの子は、、、あの子は、、、、、、、




俺は、ある日パチンコ屋の駐車場で、いつもパチンコにお母さんと一緒に来る、ある女性が居たのだが、その子が俺の所に来て照れながらこう言った。




「一緒に写真撮ってくれませんか?」



断る理由もないので、「いいよ」と言って俺は応じた。




一緒に写真を撮ってからと言うもの、その女性は俺をずっと見るようになっていった。しかも、その子の家は俺の家から目と鼻の先だったのだ。




そして、なぜだか一度俺にパンティーを渡してきた事があったのだ。(もちろん本当の話)まったく意味が理解できず、頭の中はクエスチョンマークが6個点灯した。



でも、、、まさか、、、でも、、、。俺の頭は混乱した。その理由はラストで判明します。




俺は、その子が犯人かどうか確認するために、ある画期的な試みをした。頭脳プレーとでも言うべきか、計算され尽くした試みだった、、、。




いつも通り、その子はパチンコ屋に母親と一緒に来ると、俺をあからさまに見て来たので、俺は綿密に練られた作戦を決行した、、、。




睨んだのである。




その子をただ睨んだ。




これが俺の考えた作戦。




















その日から、ピタッと電話が止んだ。
こんな作戦で罠にかかったのだった、、、。


しかも、しかもその女性は、、、、、、、、、、


































凄く大人びてはいたが、小学6年生の女の子なのである。




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後日談で、この子は地元で有名なヤンキー中学生になり、ヤリマンと呼ばれるようになりました。




次回は、飼っていた犬のハヤテが、毛を“ハヤテ”と刈り込まれた仰天事件の話です。


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