2010年8月7日土曜日

正しいインプットから、正しいアウトプットがうまれる。

うちに集まるメンバーの中に、医療関係の先生がいる。




しかも女の子。




ある特殊な治療をする時、患者さんに1時間程時間をかけて説明をするのだそうだ。




で、その子から説明を潤滑にする方法はないか?という相談を受けた。




確かに、その子の話す内容は毎回クエスチョンマークがたくさん点灯する程分かりづらい、、、




と、患者さんに伝わっているのか心配になる。と、言うか伝わっていないだろう、、、。




で、俺はボイスレコーダーに患者さんに承諾を得て、会話を録音してくるように言った。




すると、、、




次の週の集まりで、なんと、その子の話が格段に上手くなっているではないか!




ボイスレコーダーに録音して、それを客観的に聞く事で、こんなにも効果があるとは、、、




と、思ってすぐに聞いてみた。





「ねぇ、チーちゃん。今日、話すの凄く上手だけど録音を聞いて、他に何したの?」





と、聞くと思わぬ答えが返ってきた、、、





「それが、録音を聞いたんじゃなくって、ある事をしたら順序たてて話す事ができるようになったんですよ〜!」





で、その内容というのが、なるほど納得の法則だったのだ。




毎朝、医療関係の職場で朝の朝礼があるそうなのだ。




その朝礼には10人程の先生たちが居るらしい。




ある日、新しいルールが決まったそうだ。




毎日カードを引き、スピーチと書かれたカードと、コメント、と書かれたカードを引いた人が、それぞれ毎朝スピーチと、そのスピーチに対してのコメントをする、というものだそうだ。




で、スピーチをしたので、上手に話す事ができるようになったと思いきや、、、




そうではなく、コメントを引き続けたそうなのである。




で、その結果、コメントをしなくてはいけないので、スピーチをしっかりと聞くようになった、、、




という。




要するに、話すには、まず聞く事が重要だ、という証明になる。




正しいアウトプットには、正しいインプットが必要不可欠のようである。




そして、面白い事に、次の週には再び話が支離滅裂で、何を言っているのか分からなくなっていたので、すかさず聞いた。




「チーちゃん、コメントしなかったの?」




すると、、、




「コメントのカードに汚れがあるのを発見したから、引く前に、その汚れたカードを引かないようにした」




と言うではないか、、、




コメントのカードを引くのが嫌だったらしい。




でも、すぐに宿題を出した。




「ダメ。次からはコメントのカードを率先して引いて。いい?みんなのために。」








 で、今からまたチーちゃんがうちに来るのだが、、、




前回から、約1ヶ月半程あいたので、どうなっているのかとても楽しみである。





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