2010年1月11日月曜日

グランドオープンはひっそりと。


昨日、お疲れさまの打ち上げで店の目の前にある沖縄料理屋、わらい場に行った。




なぜ、行ったのかと言うと、、、




CANDy BLOODの店が本日グランドオープンしました。
オープンに間に合うように、裏では秘密の計画が着々と進んでいました、、、。


その秘密の計画の指揮を取る“ミスターヒラテ”はとても危険な匂いのする男である。
この“ミスターヒラテ”は家具職人。


以前話した時に彼の想いを聞いた俺は、彼の胸に秘めている素質を見抜いていた。そして今回俺はあるプロジェクトを依頼したのだった、、、。


そのプロジェクトとは、俺の9年間やっている家具の店“ROBIN”から“ファニチャーブランド、ヒラテ”に“CANDySTYLE”の家具を作ってもらい、過去に類を見ないまったく新しい家具ブランドをコラボレートして展開して行く、というものだ。


その手始めに、試しで新しいCANDy BLOODの店にメインで置くショーケースを作ってもらっていた。1月11日のオープンに間に合うように、彼は元旦もROBINの倉庫に設けられた工房で一人家具を作ってくれていたのだった。


俺の担当は、革の扉とショーケースの足の加工だ。


あの伝説の伊藤鉄工にいつものようにお願いして、俺はまず足になる鉄の加工に取りかかった。


俺は、ただ平たい鉄を仕入れて、俺のイメージ通りに万力に挟みハンマーで叩いて曲げただけ。あとは、夏樹君が全部やってくれた。


スワロフスキーを埋め込むため、ドリルで穴を開けてもらい、


その足に高級感を出すために、サンドブラスト仕上げをしてもらった。


それがこんな感じだ。



夏樹君も満足な仕上がりになった様子が、この顔の表情からも読み取る事ができた、、、。


そして、次は扉の部分だ。扉は片面に4枚ずつの計8枚。俺は片面ずつ違う扉にしようと思い、毛足の長いフェイクファーの中からチョイスした。


選んだのは、白いヒョウ柄だ。女性のお客様が圧倒的に多いので、ここは可愛さも出したいと思っていたので、ここでひとつクリアーできそうだ。


あらかじめ、ヒラテ君が作ってくれていた扉の部分にあたる板に生地を張り付ける。


こんな感じになった。なかなかの出来にさすがの俺も店で20分間、居眠りした。


もう片面は、最初からの予定通り、本命のヌバックの本革。色はダークブラウンをチョイス。


ここからが、難関だった。


本当は、スワロフスキーですべて囲むように付けようとしたのだが、何だかイメージが少々ズレていた。急遽、何パターンかの配置やスワロフスキー以外のスタッズ類を駆使して考えてみた。


結局、このデザインで決定。


気品のある感じと、高級感と可愛らしさも出るような仕上がりにした。


これを4枚作り、


同じように、商品をディスプレーするおぼんにも革を張って、同じテイストになるようにスワロフスキーを配置する。



こんな感じで2枚完成。


その頃、倉庫ではプロジェクトが着々と進んでいた、、、。


板を貼って行く行程が行われていた。


色んな事をしている、、、俺には何してるのか分からない。


何やらしている、、、。俺とハイアーズサーフのクリちゃんとで見ている。


倉庫での行程が終わって、いよいよ10日の午後1時半、CANDyに運び込まれる。


ヒラテ君に女から引っ張りだこの電話がかかる、、、。


「だからぁ、今日はダメだって、、、しつこい子嫌いだよ俺、、、だから好きだってばぁ〜」
みたいな事を話していてかどうかは定かではない。


俺の担当した足が取り付けられた。良い感じだ。


早速、スワロフスキーを埋め込んでみると、ウットリの出来映えに頬ずりしたいが低すぎてできない。


ここで、ヒラテ君の手なずけている、若い後輩のケイタ登場。ガラス職人の腕を見せてくれ。


「う〜ん、いいねいいね、」
と分かった風な感じを装ってみる大切な時間帯だ。


俺は、あらかじめ張っておいたサイドの革を取り付けて行く。張り方は、アメリカのNASAにバレると、マネされるので、ここでは明かす事はできない、、、。


おぼんも、今か今かと自分の出番を待っている様子。


ガラスがしっかり固定されるように、シリコンで埋める。さすが職人の腕前だ。まだ18才なのになかなかやるではないか。


着実に確実な行程のすすみに、俺は奥でガールズトークに花を咲かせる。
「そうだよねそうだよね!」と。


直角を保つようにしっかりテープでとめてある。


扉付けを手伝う俺は、職人気取り。


表面の左側に扉が設置された。


手しゃくり、と言う溝が下側に掘ってあって、扉を開けられる。


そして、俺の仕事の革貼りをNASAにバレないように、ビクビクしながら付けた。NASAのスパイが忍び込んでは居ないかと、厳重にチェックしようとしたが、金属探知機が無いので泣く泣くやめた。


そして、出来上がり。凄い仕上がりに大満足。感動ものの家具に未来を感じる。NASAの人間が見たら、すぐさまこの技術をマネするかもしれない。スペースシャトルの形が、この形になる日も近いかもしれない、、、。



村中のみんなが集まって、凄い凄いの大騒ぎになって、周りは一時騒然となった。


へへへ、俺にかかればこんなものさ、という顔をしてもらって撮影。


ちょろいさ、って顔での撮影に紛れ込む俺。


機能もばっちりで、ディスプレーもしやすい作りである。


裏面もこの仕上がり。この面だけはNASAやオバマ大統領に見られないように、工夫して行かないといけないと考えている。見つかれば
「ホシイホシイ、イクラデスカ?」
と言われるか、せがまれるのは目に見えている。


こんなカッコいいセンスのある家具が完成。最初のデザイン画のイメージを超えた出来に感動で感激。


シャコタンぶりが、何ともちょい悪風でカッコいい外しの高級テクニックだ。
これで、11日のオープンに間に合った。早くディスプレーをして告知をしていないグランドオープンをひっそりと楽しみたい。




さぁ、お疲れさまの打ち上げだ!と沖縄料理に行ったのだった、、、。





そして、、、


今日の朝、こんな感じでとりあえずディスプレーを田中がしてみた。
今後は、ここにはカッコいい完全にオリジナルな財布がココに並ぶ。




すると、ヤマト運輸から荷物が届く。



『あれ?何か頼んでたっけ?』



と思っていると、、、、


ハイアーズサーフのくりちゃんから、花が届いた。
これには驚いた。気を使わせないようにこっそりとなだらかにオープンしようと思ってたんだけど、気を使わせてしまった、、、。




これは、ブログに書いて後からクリちゃんのアメブロにペタと同時にお礼のコメントをしようという話をしながら、まずこのブログを書いていた矢先、、、


そのクリちゃん一家が来てくれた。
しかも俺の世界一大好きな食べ物のイチゴを差し入れで来てくれた。


http://ameblo.jp/highers/


ブログは俺も毎日見てるので皆さんも見てね。




そして、特注オーダーまでしてくれた。しかも二人分の。美男美女夫婦の二人は、店に来たのが久しぶりだったので、変わりように驚いていた。



セナちゃんは、相変わらず俺を腑抜けにした、、、。虜の俺を尻目に、今日は田中とばっか遊んでさ、、、。


また一緒に走って遊ぼうね。



「セナちゃん、何して遊ぶ?」



と聞くと、



「走って遊ぶ。」


と言う可愛いセナちゃんに癒されたので、この店も繁盛すると思う。


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