2010年6月9日水曜日

危ない!!振り込め詐欺に引っかかる寸前だった!!!

アマゾンの中古品でも最低価格が2万円以上する本を2年前からずっと欲しかった。





生産中止になったその本は、最高額が50万円にまでなった事もあった。





今現在でも、最高値が25万8千円で売りに出している人もいる程レアな本。





この本がつい先日、数量限定で再印刷する事を、たまたま知った。





もちろん、俺は2年間もどうしようかと迷っていたので、速攻で定価価格で予約をした。






ここからが、本題だ。、、、本だけに。






面白くない冗談はさておき、ここから面白い話になる。、、、そのはずだ。





その本は、定価3,480円。(この価格が、品薄なので50万円にまで売値がついたとは凄い。)






購入の支払い方法が、振込でしかダメだったのでUFJ銀行の自分の口座から振り込んで、待ちに待っていた。






すると、すぐにその振込先の出版社からメールが来た。





手数料分が、足りません。手数料はお客様ご負担で、お願いします。





と、いう内容が入って来たので、また振込に行こうと思った時にハッとした!






相手の振込先も、同じUFJ銀行だ。






振込手数料がかかるはずがない!






『おかしいぞ、、、』






俺の“野性の感”が鋭く嗅ぎ付けた。






『騙されるところだったぜ、、、』






まさか、、、、まさか!!振り込め詐欺じゃないのか!?







俺は、すぐさま相手にメールした。





すると、、、、






相手に、メールが届かない!






戻って来てしまうのだ。






『あ、怪しい!絶対振り込め詐欺だ!、、、俺の300円すら、根こそぎ持っていこうって魂胆だな!!






騙されないぜ!俺はそんじょそこらの、お年寄りと違うんだ!!』







メールも、届かないって事は手の込んだ振込詐欺軍団が、関与している事はほぼ間違い無い!





俺は、野性の感だけを便りに、複雑に絡み合った今回の事件の全容を整理して、俺の優秀な頭脳に何らかの方向性を弾き出すように促した。





『そ、そうか!』







俺の野性的カンが、あるひとつの真意をついたのだ、、、。






危なかった、振り込め詐欺集団に俺の大金が渡るところだった。、、、3,480円、、、。






『天才、、、、って怖いな。』






俺は、この頭脳を持つ自分が恐ろしくなって来た。






ミスター公文式、という異名を持たなかった事が不思議でならない、、、。








頭の中で、複雑に絡み合ったこの事件を解く為の方程式が、暗算で計算して出した答え、それは、、、








こ、この手があったとは!!






この答えを弾き出すまでに、普通の人なら三日三晩じゃきかないな、、、







答え、それは、、、







『そうだ、電話してみよう!』






そうだ、京都に行こう!、、、的な。





まずは、電話で確かめてみる。これに限る!!






パーフェクトで、斬新。アイデアマンって、俺みたいな事を言うんだろうな、、、。







俺は、電話をかけた。








“リ〜ンリ〜ン”





電話音が鳴り続ける、、、








『ま、まさか!?、、、で、電話も繋がらないのか?』







そう思った瞬間、相手が出た。







「はい、、、もしもし」








『こ、こいつ、振り込め詐欺グループの電話番なのか?』






俺は、おとり捜査の刑事さんのように、相手に悟られないように話し始めた。











「、、、あ、どうもどうも!予約していた足立です。振込手数料の件でお電話したんですけど、、、はい、、、、はい、、、、、あ、はい、、、、」







上々の滑り出しだ。







これなら相手も、まさか俺が『振り込め詐欺集団に根こそぎ300円持ってかれるって事を、薄々感じ取ってる本人』からの電話だとは思っていないだろう、、、。







『ここで、舐められたらダメだ!』







野獣のカンが冴え渡る日だ、、、。







俺は、獰猛な野獣の様にそう話を進めた、、、







「あのぉ〜、、、300円不足ってどういう事なんでしょうか?、、、いや、決して怒ってるって訳じゃないんですよ。、、、え?、、、返金?、、、いや、いや、そういう訳じゃないんですよ〜、、、」






相手は、この時こう言ったのだった。






「あのですね、300円不足していて足立様からのお振込金額が3,480円しか振り込まれていないんですよ、、、ですので、300円お振込をして頂くか、返金させて頂いた方がよろしいですか?」





『、、、ん?、、、今3,480円しか、と言った?』






俺は、百獣の王のように吠えまくって相手を威嚇してこう言ってやった。






「え?今、いくらって言いました?、、、、、ええ、3,480円支払いましたけど、、、振込金額って、ちなみにいくらでしたっけ?、、、教えて頂いてもよろしいでしょうか?すいません。」






俺のすさまじさに、相手が電話の向こうで怯えているのが手に取るように伝わって来る、、、。






「あ、、、、定価3,780円なんですね。」







俺は、あまりにも一方的に相手を傷つけてしまうので、







「あ、すいませんでした!失礼しまーす。」






と、電話を切って、、、思い切り走った。






、、、北へ、北へと走った。












行き着いた場所はUFJ銀行豊田支店だったよ。



















俺は、早速不足分の300円を振り込んだよ。




ボク、値段を間違えていたんだよ。




だって、だって、手数料がどうのこうのって言うんだもん。




手数料分じゃなくって、最初から300円足らなかったんだよ。




ボクの間違いだったんだよ。







くだらねぇ事に付き合わせんじゃねーって思いません?そういう方、、、
これ、何に見えます?押してみませんか?

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